Sコンのぐるぐる迷い道

ショタコンがゲームプレイや読書の感想を綴るブログです。

ゲイ向けゲームのショタキャラがすごい

 スケベ好きなショタコンだけど、実はこれまであまりゲイ向けゲームをやってこなかった。別に避けているわけでもない。美少女ゲームのショタキャラを発掘する青春の日々もあった。でも、なぜか自然に視野に入ってこなかった。


 ショタって、とても不思議なジャンルだね。教科書的に見て、多分少女漫画、男性向けエロ、BLなど様々なジャンルの流れを汲んでいると思うが、ゲイアートとはどういう関係はだったのだろうか。『薔薇族』から続いてきている少年愛コンテンツはあるけれど、それが現代のオタク文化に向けて、どんな経路を辿って繋がるのか。今でもショタとゲイジャンルを跨って活躍する絵師さんがたくさんいらっしゃるから、このあたりの歴史はとても興味深い。

 すみません、雑談がすぎた……


 最近はとあるソシャゲのコラボ企画で、ゲイ向けコンテンツを制作するUnderground Campaignさんの「家、建てます!」(2004)というゲームをようやく知って、同サークルのゲームをいくつかプレイしてみた。なんと少年キャラが攻略可能なゲームも複数ある!このジャンル独特のリアリティ描写にどハマりしたので、紹介したい。

(リンク先は18禁コンテンツなのでご注意)

 

家、建てます!」(2004)

 杉宮拓
 とにかく健気で可愛すぎた。
 正直最後の場面までこの子が攻略可能だと信じていなかったので、その分一線を超えた時はガチで昂った。あれのシーン以外にも日常描写がしっかりあり、CGも付いているので、彼だけのためにこのゲームをやっても損はないはず。
そもそも「家建て」は古典的な名作で、ゲイをめぐる様々な悩みを描くシナリオ自体もクオリティが高い。そんなリアリティのある世界の片隅に、少年キャラを攻略できるのは、正直言って幸せだった。この可能世界を描いてくれてありがとう(泣。

 

淫楽の供物」(2022)

 シロウ
 えっちな島。そしてそこに住まう少年。何も起こらないはずもなk(ry
まず鉱夫の設定が萌え萌えだし、純真さが醸し出す色気と残酷さもよく描き出されている。同じく大男ばかりの空間に一人だけの少年キャラなので、色んな意味で大活躍する。シナリオは単純と言えば単純だけど、セクマイのトラウマをめぐる話でまあまあ楽しめた。
システムは現代のゲームらしくとても快適だが、多少作業ゲっぽいところもある。

 

俺と魔法の恋人」(2004)


 生意気で楽しい後輩キャラ。
 主人公がいい感じの大男4人と突然同居を始める話なので、サブキャラっぽいこの子が攻略対象であるかどうか、最初はわからなかった。二周目でようやくエンディングに辿り着いた。4年とのイチャイチャを嫉妬する後輩の姿を楽しめる。ただマセガキだから、あまり幼さとか少年っぽさを全面的に打ち出していない感じも…?藤本郷氏の珍しい(?)少年キャラ。
「家建て」と似たようなセーブシステムで、現代からするとあまり快適ではないかも。

現在は無料でダウンロードできる。


 振り返ってみると、この三つのゲームは共になんらかの「期限」がある物語設定になっている(家が建ったら帰る・島からの脱出・召喚した男を帰すのが目的)。少年キャラが一際輝くのも、期限があるからなので、ショタコン的にこれらの設定が刺さったのかもね。
 結局、周りはみんな大人だし、いつか少年も大人になる。ゲイ向けゲームに登場する少年の独特なリアリティは、結局そこにあるだろうか。純粋に「少年」と「男」の関係が楽しめるので、色々とスケベ以外のことも考えてしまう。いずれにしても、「家建て」をクリアした時に、心に残ったのはエロだけじゃなかったことを、大切にしていきたい。
これからUnderground Campaignさんの新作に登場する少年キャラたちに期待して課金するぞ。